グィンハム・アイアンハートとエニッド・アイアンハートが各地に残した石碑。
作るだけ作ってその後の展開などが放置されてる感はあるけど、こういうのは好きなのでなんとなく保管。
グィンハム・アイアンハート †
- 天晶748年〜南グスタベルグ(K-10)
- 私は、40年以上船乗りとして生きてきたが、未だ、この世界をおぼろげにしか理解できていない。町や村で生活している者は、なおさらだろう。
自分の身の周りのこのだけに興味を持ち、生きていくのは、多くの場合、安全だし幸福だ。好奇心の強い者は、危険に陥りやすいからだ。
しかし、私は遭難の末に偶然拾った残りの人生を、この費えぬ好奇心に使おうと思いたった。
大それたことだが、このヴァナ・ディール世界の形を、知りたくなったのだ。
私はその記念すべき第一歩の足跡を、愛する故郷バストゥークを一望できる丘に残すことにした。
いつの日か、多くの人々に役立つ筈、との使命感とゆるぎなき決意を胸に秘めつつ、ここに記す。
- 天晶749年〜北グスタベルグ(G-7)
- この丘の頂に、共和国に空前の繁栄をもたらしたパルブロ鉱山の開拓者達を称え、モニュメントを建てる計画があるらしい。私が訪れた時、丁度その磁石が作られていた。磁石の周囲は、元は墓場だったらしく、風化して銘すら読めぬ墓石が点在していた。妙に気になり、民間史書を紐解いてみたところ、その墓について興味深い事実が分かった。
これらは、まだ共和国が貧困にあえいでいた頃、最初の砦、つまり現在の大工房が落成した日に、原因不明の爆発事故で命を落とした、多数の名も無きガルカ技術者たちの墓だったのだ。
世に喧伝される如く、パルブロ鉱山の開拓者が大望を成し遂げた英雄かどうかは分からない。
だが、ここに眠る者達が、荒涼たる大地を開き、そして骨を埋めた、真の漢だったことは確かだ。
私は、この名も無き英雄たちに思いをはせながら、ここで一晩飲み明かすことにした。